A Walk Around the Sun

直美・リース [アメリカ/日本]

2017.01.21 - 2017.01.29


「日の周りを一周歩く」とは、太陽の一周・一年間(2015年12月20日〜2016年12月20日)の日常の光景を観察し、映像、写真、ミックスメディアの絵画作品としての視覚的な日記である。

愛する人を亡くした次の年に作ったこれらの作品は、歩く・観察する・記録するという単純な行為によって、悲しみを癒す手段になった。同時に、ある人との永遠に会えないということを受け止めるために、戸惑いながら生きていくのだという不条理を思い起こす。

次に続くのは、風景という、地球の両側の歴史を通じてその時代の精神を捉えたジャンルを通して語られた、人間の精神としての個人的な地図である。

?映像となる新作は、地上からと空からの視点を探索し比べる。 来訪者がギャラリーに入ると、「Walking Diary」という、作家自身が東京と横浜を歩いているときにiPhoneで撮影した60個の20秒間の映像を時系列順に上映されているイメージに踏込む。手持ちで撮影したこれらの映像は、身体が足音のリズミカルなタッピングで空間を運動しながら、移動し数フィートの地面から風景を記録する。 空間を通じた継続的な動きの決定的な行為についての簡単な声明であり、ステップの繰り返しは、不確実な時期であっても未来に向かう瞑想的な運動になる。

「Destabilized Landscape」(不安定な風景)*は、ヘリウム風船に取り付けたカメラを、東部オレゴン州の様々な場所を飛行させて撮影された映像である。 その結果得られた映像は、予測できない風の経路に制御を放棄し、身体が取り残され、不安定な地平線で地上を浮遊する意識にさせる。

?地上に戻り、都市の風景の写真(コンクリートの壁に生えているアイビー、アスファルトを押仕上げる雑草、通りの舗装やマンホールカバーに見られるグリッド)は、デジタル印刷とコラージュによって、紙、ペイント、布などのローテク素材に変換されている。

写真画像を層にされた材料に変えることは、時間を延ばすのに役立つ。手作業の反復行為を通して、観察の短い瞬間は空間を再占有する物質へと変わる。作品は、日常の公共空間に見られる驚きと美しさの瞬間を記録する。これらのレディメイドの静物画は、比喩的な意味を持ち、時には図形、時にはあたかも日本語の様にも見える。

2016年12月20日〜2016年12月20日の間にiPhone 6で撮影された90枚の小さな写真集が展覧会に展示される。

*作家であるジュリア・オールドハムとエリック・コウィン、そしてユージーン(オレゴン州)にあるOppossum House Residencyの寛大なサポートによって制作した作品である。

展示期間 2017年01月21日(土) - 2017年01月29日(日)
展示時間 12:00-19:00(最終日17:00まで)
展示場所 Studio 3
作家HP http://naomireis.com/

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  • レセプション:1月21日(土) 18:00-
  • LIVE(Studio2) 1月21日(土)19:00- 同時期開催 Studio1:Sea of Instability by Franck Lesbros 、Studio2:optical camouflage by 郷治 竜之介&山形 一生