中瀬康志(Nakase Koji)の作品は、スケールの大きさと、繊細さを同時に持ち合わせ、鉄や木、陶やFRPなど多様な素材を使い制作してきました。発表の場は、美術館、ギャラリーにとどまらず、神奈川県「フィールドワークスイン藤野」や新潟県「妻有アートトリエンナーレ」での劇場制作(2003)など、サイトスペシフィックな制作や国際シンポジウム(1993〜)の企画運営など、社会と繋がる活動も手掛けてきました。近年は、「つくりだす」ということの有る意味の傲慢さを排除するよう心がけ、量感がなく、彫刻的な要素がない、まるで存在感が消えていくかのような表現を繰り返し試みています。今回の作品はここ数年継続している線による透過性のある作品です。線を一つ一つ繋ぎながら、膨大な時間とおよそ無限とも思われる微細なものの生といった鼓動を集約させたいと考えます。

展示期間 2007年10月18日(木) - 2007年11月04日(日)
展示場所 GALLERY