2019.08.01 - 2019.09.30

ヘレナ・カイッコネン

[フィンランド]

ヘレナ・カイッコネン(1959年生)は、テキスタイルアーティストである。素材に親しむ彼女の作品は、時間や北欧の自然、生命のはかなさと力を探求する。
変化と反復は、季節と人間の日常生活の歩調を決める。時は経過し物事は進む。しかし、何事も決して終わらず完成もない。
「私がどこで、素材を見つけたのか、それがどこから来たのか、素材がもたらす時の痕跡や、それらがどれ程繊細であると感じるかが、私には非常に重要である。私は、それをよく「手で考える」と言い表す。指先に感じる素材の質感が、私の考えを導き出す。」

テキスタイルアーティスト、 ヘレナ・カイッコネンの作品は素材に基づいている。
素材の起源やそれらの過去の営みは、彼女の作品の内容に影響を与える。
遊工房アートスペースで、彼女は、日本の歴史、文化、自然や生活を探求したいと考えている。
それらと向き合うことで、異なる素材のコラージュを制作する。
彼女は古い日本の伝統的な織物、天然素材やリサイクル素材などを組み合わせる。
また、日本の伝統的な紙や絹にも関心があり、日本の製本技術も学び、それらを作品に取り入れる予定である。

滞在期間 2019.08.01 - 2019.09.30
滞在場所 AIR-2
作家HP http://helenakaikkonen.fi/