叔父を探しています

ジュリー・マリー・デュロ [ルクセンブルク]

2017.09.20 - 2017.09.28

ジュリー・マリー・デュロ(1984年生)は、リエージュ(ベルギー)とルクセンブルクの間を拠点に活動している。彼女は、写真に転換する前は、哲学とジャーナリズムを学んだ。彼女の関心の軸は、親戚や家族に関連した物語など主観的なドキュメンタリーである。彼女は、フィクションと景色との関係における家族の記憶をリエージュ大学美術博士過程にて研究している。「Le Manteau Antracite」と「Blue Hydrangea」、そして今回中心となる「Looking for my Japanese Family」(私の家族を探している)のプロジェクトはその一環である。

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「叔父を探しています」
1970年代に日本に滞在していた祖父は、日本人の女性と息子をもうけていたらしい。母は、その兄の年齢や住所を正確には知らない。名も定かでない状態だ。日本人とヨーロッパ人の混血と見受けられる40代の男性を見るたびに、その顔をじっと観察し始めたのは、こういういきさつだった。「この人かもしれない」という心の声は、日に日に大きくなっていった。母にその話を聞いて以来、自分の叔父の行方に思いを巡らすようになった。どんな姿をしているのか。どんな人生を送っているのか。 そして、2年前の桜が咲き始めた頃、私は彼を探すことにした。本プロジェクトは「私は雲」と「今日は秋」の2つの章で構成されている。遊工房での滞在中、エピローグとしての最後の詩をビジュアルの形で表現し、本プロジェクトを締めくくるつもりである。この探求の間、何人かの日本人に、私はおそらく祖父が生きている間にできなかった家族を再会させることを望む、彼の精神の意思に従っているのだろうと言われた。この2年間成功しなかったが、私は彼にもう一度機会を与えることを決めた。そして、手を離してしまう。
展示期間 2017年09月20日(水) - 2017年09月28日(木)
展示時間 *25(mon),26(tues) Closed 休廊 12:00-19:00(最終日17:00まで)
展示場所 Studio1
作家HP https://juliemarieduro.com/