「ジャングル」 不確かなヴィジュアル反応

ルイーズ シュミッド [アイルランド/スイス]

2014.09.27 - 2014.09.27

ルイーズ・シュミッドは、生物がどのように都会の環境に順応しているかに関心を持ち、調べ続けてきた。東京では、「MIMOSIS」というタイトルで、新しい作品集を展開する予定である。遊戯的な隠す戦術を中心とした作品になる。「MIMOSIS」とは、「mimesis」(擬態)と「mimosa」(眠り草などの繊細な植物)の統合した言葉である。「MIMOSIS」とは、アートが何かを伝えようとすると同時に、そのメッセージが隠れていたり、隠したい、という矛盾した仮定に基づいている。隠れるものを探すのは、楽しいことになりうるが、見つからなければ恐ろしいことになる。例えば、ホメロスのオディセイの詩に書かれた、トロイアの木馬が思い浮かぶ。ギリシャ人が、軍隊が中に隠れている巨大な木馬をトロイアに贈ったというあの伝説のように。
*写真は過去の作品

プロフィール:
バーゼル(スイス)生まれ、グラスゴー在住のヴィジュアル・アーティスト。80年代のチューリッヒの美術大学を卒業して以来、紙を用いた作品を創る。文化的激変の時代の中、チューリッヒを出発点に国内外でシリーズの展覧会を展開し、アーティストとしての活動が始まる。初期の作品は、イタリアのトランスアバンギャルド、そしてパンク・バンドでバイオリン奏者を務めた経験から影響を受けている。扱っているモチーフは、パリ、ニューヨーク、アイルランド、シェットランド(スコットランド)とレイキャビクでのアーティスト・イン・レジデンスを通して進化してきた。最近の作品は、最も有力な階層構造への鋭い批評、そして天然資源の消費に対する懸念に密接に結びついている。

展示期間 2014年09月27日(土) - 2014年09月27日(土)
展示時間 15:00-19:00
展示場所 Studio2
作家HP http://www.louiseschmid.net/

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  • Opening Reception: 9/27(Sat)18:00-