マケドニア・スコピエ出身 立川国際美術展に出展エコーとナルキッソスこのプロジェクトは、自己内観に起因しています。ナルキッソスとエコーは二人の神話の中の人物です。ナルキッソスは、とてもハンサムな若い青年で、エコーは、美しい妖精でした。彼女はナルキッソスの事を愛しています。しかしナルキッソスは、自分のことしか愛せないので、エコーは彼に拒絶されると、悲しみのあまり、体が干上がり、なくなってしまいました。それで、私たちは、今日、彼女の声(こだま)だけを聞く事ができるのです。ある日、ナルキッソスが自分の顔が水に映っているのを見ました。彼は、その影を抱きしめたくて、そして、水に落ち、おぼれて死んでしまいました。そして彼は水仙になってしまったのです。私はこの神話の中のキャラクターを自分たちの中にある、正反対の姿勢(態度)を表していると捉えました。すなわち、完璧な自己愛から完璧な自己否定へ。私自身の人生の中での異なった時期を映像に記録しました。それは、私は幸せを感じたとき、そして不幸を感じたときです。そして、そこから何が、私たちが自分の進む道、あるいは、それ以外の道を感じさせるのか、について考え始めたのです。

展示期間 2003年01月15日(水) - 2003年02月03日(月)
展示場所 GALLERY