アンティ・ニッソラは伝統に基づく絵画作品を制作するフィンランドのアーティストである。しかし、切り取った物や防水シート、粘着テープ、シール、紙など、様々な異なる種類の日用品を用いて、作品を作る。選んだ材料は部分的に作品の文脈を形成し、視覚モチーフへと導く。崇高で高貴なテーマは、低級あるいはカウンターカルチャーから精通する美学を利用しながら扱う。作品は抽象と表象、絵画と彫刻の間にある、あるいはそれらが共存したものである。

滞在中、ニッソラはユニークなハンドメイドのアーティストブック制作を継続する。彼は東京の道端や市場、公共の場や半公共、アンチな場所から作品の素材を集めるつもりである。これらの本では、一見無作為なアイテムが触知できる地図を創作し、他の無作為なアイテムと結合されることでそれらの意味を得る。

滞在期間	2018.12.01 - 2019.01.31
滞在場所	AIR-2