2016.01.05 - 2016.02.29

ケイト・ジャスト

ケイト・ジャストは、オーストラリアを拠点に活動しているアメリカ出身のビジュアル・アーティスト。 2002年以来、編み物、樹脂、粘土、コラージュ、フォトメディア等、幅広い手法を用いて多くの作品を制作してきた。芸術実践の中心の一つは、フェミニストによる女性の身体や成人女性に関する表現の発展、そしてそれらを包含する具体化した主観的な焦点である。作品を通して用いている編み物は、工芸品として非常に魅力的で立体的な表現、そして詩的且つ政治的ツールとして提示している。ジャスト氏は、Heide Museum of Modern Art、National Gallery of Australia、Gertrude Contemporary等、オーストラリアにあるコマーシャル・ギャラリーやアーティスト主導のアートスペースに広く展示ししている。Australia Council Barcelona Studio(バルセロナ、スペイン)やKREMS AIR residency(クレムズ、オーストリア)等の国際的なレジデンス・プログラムに参加し、2016年後半には、Asialink residencyとして、ニューデリーにあるSanskriti Foundationのresidency programにも参加する予定。

滞在プラン
遊工房では、「Feminist Fan」(フェミニストのファン)という、世界中のフェミニストの芸術家の自画像や作品を毛糸で編んだ、現在進行中の作品シリーズを継続し、日本出身の芸術家に特化する予定。ジャスト氏ならではの、ウールの手法を概念的に反映しているこれらの作品は、自己表現、又は社会的な制限に挑戦するために衣服・衣装・装飾品を使用している芸術家とアーティスト団体を扱っている。

滞在している間、ジャスト氏は他の女性芸術家についてリサーチし、積極的に繋ごうとしている。滞在の最後に展覧会を行い、数人の新進作家や活躍している作家を選び、日本のみならず世界中で起っているフェミニストの芸術活動の一端を提供する。「Feminist Fan in Japan and Friends」(フェミニストのファンと仲間達)を題としたこの一週間の展覧会は、ジャスト氏が愛情を込めて編んだ自画像作品の他、4人の芸術家とアーティスト集団の作品を展示する予定。
石井 言絵 (日本)は、女性性や心理的な表現への関心を反映している、最近のパフォーマンス映像作品を展示する予定。国際的に活動している「明日少女隊」(日本/韓国/米国)は、政治的ポスターやプラカード、映像、最近制作したものを展示空間の一面に貼り、メディアが送り出す女性像、既婚女性に対する法的規制を尋問し、女性連帯やコミュニティーを鼓舞する。岩間 香純(日本)は、日本人女性のイコンであるハローキティからインスパイアされた、キティの「可愛いさ」や「国際的なアピール」を利用して間接的で親密な自画像となる立体作品を展示する予定。アーツ千代田3331でのレジデンスを終えたばかりのYU Shuk Pui Bobby (香港)は、グニャグニャ感のある、誘惑的な立体作品を床に展示する他、主観的な"袋とじ"を通して女性の身体の客観化を問う密封された出版物を展示する予定。

滞在期間 2016.01.05 - 2016.02.29
滞在場所 AIR-C
作家HP http://www.katejust.com/