2019.03.01 - 2019.03.30

パイヴィ・ルッカリラ

[フィンランド]

プロフィール:
パイヴィ・ルッカリラ(1967生まれ)は、フィンランドの作家兼演劇とフィンランド語の教員である。彼女は児童・青少年向けの小説14冊と大人向けノンフィクション2冊を執筆している。彼女の小説のテーマは、孤独と無力感から、自分の恐れを克服することまでさまざまである。彼女は2007年に小説「Koitetaan kestää Nanna」でタンペレ市文学賞を受賞した。また、2012年には児童ファンタジー小説「Kolmen ajan maa」がアルヴィッド・リュデッケン文学賞とラステン・ルクヴァルカウス・パルキント賞にノミネートし、2015年には青少年向け小説「Ihana Panda」がアニー・スワン文学賞にノミネートされた。

滞在プラン:
パイヴィ・ルッカリラは日本の芸術や文化に興味を持っている。彼女は和道流空手を数年間稽古したため、流派の型である残心(全体を意識する状態)に魅了されるようになった。空手において、残心とは、しばしば周囲や敵に気づいている一方で、反応する準備ができている。遊工房アートスペース滞在中は、青少年向け小説の草稿に取り組む。この本では、武道の敵の代わりに自身の内なる相手に出会う用意をしなければならない日常生活において、残心を成し遂げるというアイディアを熟考するつもりだ。

滞在期間 2019.03.01 - 2019.03.30
滞在場所 Residence 3
作家HP https://paivilukkarila.wordpress.com/