遊工房アートスペースは、AIR事業の実践を通し、AIRがアーティストの活動の一要素としての位置づけとなり、また、AIRが社会において大切な役割を 持つ存在となることを目指しています。主として海外からの滞在制作活動を希望するアーティストへの機会と場の提供を行ってきたAIR活動を基本に、関連する活動として、国内アーティストの海外での活動の機会と場の創設も大切なミッションと考えて、海外での活動機会の創出として、類似の海外AIRとの交換プログラムの推進、さらにAIR運営の実際を体験するインターンシップを通した人材育成など積極的に推進しています。また、国内外のAIRプログラム及び施設に関する資料や情報を収集し、調査・研究すると共に、情報の公開に努めいています。国際的なAIRネットワーク機関Res Artis(本部オランダ)への加盟、また、日本国内のAIRをつなぐ試みであるJ-AIRネットワーク会議への参画など積極的にネットワーク活動にも参画しています。遊工房滞在アーティスト、来訪する美術関係者や、地域の人々が交流できる場、「ラウンジ」を設け、コミュニティや他の組織とのネットワークを保つことを大切にしながら、アーティストの個性と多様性を認め、国内外との交流、さらに地域社会の人々との対話を通した相互理解の醸成を図ります。

AIR活動を通した国際交流

アーティストの活動の場・機会としてのAIR活動を通した国際交流、AIR間での相互のアーティスト交換プログラム、関連イベントへの派遣、受入など。

(1)アーティスト交換プログラムPJ6581(シンガポール)、KAIR(スロバキア)、Pilsen(チェコ)
(2)交流プログラム(派遣、受入)・派遣:海外彫刻シンポジウム、野外アート展(トルコ、フィンランド、台湾、他)、欧州文化首都(ECOC)関連活動イベントへの参加(ヴィルニス、ギマライエス、ピルセン、リガ)、WEYA(英)ほか

・受入:国内彫刻シンポジウム、AIRs-本当の話、マイクロレジデンス・フォーラム

AIR世界ネットワークResArtisの仲間、シンガポールのAIR、マイクロレジデンス「INSTINC」ディレクタでありアーティストのShihYunYaoさんと、2009年台湾での国際会議の会合で生まれた、相互交換プログラム。2012年おめでたで1年計画がずれた。
Project 6581

欧州文化首都2013年スロバキア・Kosice市が始めたAIRプログラム「KAIR」とのアーティスト相互交換プログラム。
KAIR
EU JAPAN FEST

AIR事業の調査・研究

AIRプログラムのアーカイブ整備と閲覧、コンサルタント(類似AIRプログラム・マイクロレジデンスの顕在化、AIR利用とAIR設立の支援など)AIRに興味があるアーティストや研究者など多くの方々に活用していただけるよう、AIRプログラムなど関連資料の充実を心がけています。アーティストの皆様からのAIR滞在体験情報や募集情報の持ち込みも歓迎しています。また、AIRプログラムの調査・研究を通し、類似のAIRプログラム「マイクロレジデンス」の存在を顕在化する活動も進めています。アーティストから、また、社会から広く知られ、その活動の意義が広く社会に浸透することを願っています。これまで収集した資料・調査・研究成果は閲覧いただけます。ご利用に当たっては事前にお問合せください。

マイクロレジデンス
規模の比較的小さなAIRで、独立系、アーティスト主導のプログラムをマイクロレジデンスと呼び、その世界中にある存在を顕在化させ、AIRの社会装置としての存在をアピールする。
MICRORESIDENCE! 2012
Microresidence! 2013/2014
・Microresidence! 2014(準備中)

AIR研究会

・AIRの利用や、設立に関する調査・研究活動
・AIRs-ほんとうの話:AIR利用者からの生の話からAIRプログラムの改善、普及などを目指すプログラム(4項より)
アーティスト・イン・レジデンスのほんとうの話

・Studio Jean連携事業
HHS
・欧州文化首都連携活動(準備中)

AIR人材育成

AIR運営の実習を通した活動体験と、次世代人材の育成
(1)美大生インターンシップ制度
(2) GIP:国際インターンシップ制度

美大生インターンシップ・プログラム
マイクロとマクロの協働の一環として、マイクロレジデンスと美術大学が共同して、AIRでの実習をする。アートマネージメント系と実技系の2つのコースがある
(1) 女子美大との連携事業活動実績(報告書データ有り)
(2) 東京芸大との連携事業活動実績(作成中)
(3) 武蔵野美術大学との連携事業活動実績(作成予定)
(4) その他(事例複数有り)

Global Internship Program:GIP
遊工房のレジデンス・プログラムと展示・スタジオ・プログラムさらに関連するネットワーク活動を実践を通して体験するインターン制度。半年から 1年間の実習で、2007年より始めている。これまでに、オランダ、英国、スペイン、オーストラリアからの帰国子女、英国からの研究生の合計5人を受入れた。本人の将来の活動への礎となると共に、遊工房の活動にも新鮮な息吹を与えています。

> インターン活動概要

> インターン募集要項

コミュニティ・アート活動とAIR

コミュニティー・アート活動とAIRの取組み
(1) アートキッズ
(2) トロールの森

遊工房の隣の小学校の土曜日教室の創作教室が始まり。2001年「桃四小・地域探索隊」初代隊長・アーティスト・高島亮三氏。現在も、「アートキッズ」として継続展開中。隊長・JaimeHumphrysさん。
ART KIDS

遊工房の地元にある都立善福寺公園で年1回開催している、野外アート展。2002年より開始、当初は春(5月)に開催していたが、諸般の都合で2004年より秋(11月)に開催。2011年に10周年を迎え、遊工房事務局は終了。地元の若手に引継ぎ、継続して活動が展開されている。遊工房AIR滞在ア〜ティストも積極的に参加している。
トロールの森

杉並区の西北に位置する遊工房を中心にした、東西南北約4km半径とした地元役立ちマップ。AIR滞在アーティストの生活、創作の必須アイテムとなっている。遊工房へお出かけください、希望の方には無料配布してます。
asobi map

関連活動実績

2020

2011

2010